水虫&爪水虫を撃退しよう

股部白癬(陰金田虫:いんきんたむし)

股部白癬(陰金田虫:いんきんたむし)は、白癬菌が体の股部(こぶ)に感染して発症したものの総称であり、頑固な白癬菌という由来から頑癬(がんせん)とも呼ばれています。全ての水虫(白癬症)のうち、5%がインキンタムシと言われています。

インキンタムシの症状

症状としては、股の付け根あたりに赤いプツプツができ、激しいかゆみがあり、掻きだすと止まらなくなってしまいます。そして、次第に輪っか状をなしてブツブツ(湿疹)が広がっていきます。

男性ではそれが陰嚢(いんのう)の裏側へ、女性では臀部(でんぶ)へと拡大していくのが特徴です。

インキンタムシの画像はコチラ

白癬菌が股部に感染するもので、ゼニたむし(斑状水疱性白癬)と同様、足水虫を患っている人がなりやすく、足水虫を放置して二次感染してしまうケースがよく見られます。

不潔にしていたり、汗を多くかくことが原因になり、以前は若い世代に多くみられましたが、現在は高齢者に多くみられます。

一つ注意しておかなければいけないのは、股部白癬の症状というのは、カンジタと似ていることです。誤った自己判断・自己流治療を行ってしまうと、逆に症状を悪化させてしまいます。

カンジタについての詳細はコチラ

インキンタムシの感染源

インキンタムシは、専門用語として股部白癬と言われているとおり、カビの一種である白癬菌(水虫菌)が原因菌です。

白癬菌は、どこにでもいる菌(常在菌)で、土の中などにも存在しています。人間に白癬菌が感染する場合は、皮膚の表面の角質に感染します。

水虫患者からの感染

水虫患者との接触がインキンタムシの原因となることがあります。
他の人から感染する場合は、水虫の人の歩いた床やマット、共同で使うスリッパなどから感染します。

また、タオルや衣類、布団などを共用したような場合でも、感染する可能性があるでしょう。

自分の水虫からの感染

ですが、それよりも多いのが、自分の足水虫から股間への感染。(いわゆる、二次感染)

高温多湿・免疫力の低下など

また、高温多湿状態が続くような皮膚では白癬菌が増えやすいです。

このため、汗をかきながら、体から熱がでるスポーツ選手によくみられます。

強いストレスや、疲れている時、病中病後や薬の使用時による免疫力の低下が菌の増える原因となることもあります。
病気で言えば、糖尿病患者は、水虫になりやすい傾向があります。

性行為やペットからの感染

もしかすると、性行為から感染すると思っていませんか?かもしれませんが、

性行為によって患部が接触することによって感染することもゼロではありませんが、性行為だけが原因となるケースは稀です。

他にも犬や猫などのペットいる白癬菌が人に感染することもあります。

インキンタムシの予防対策

幸いなことに、白癬菌は基本的には感染しにくいです。毎日お風呂に入っていれば普通は感染することはありません。

逆に、何日もお風呂に入らないような不潔な状態が続けば、菌が定着して発症する可能性がでてきます。

インキンタムシというと、男性の疾患とイメージしがちですが、注意してもらいたいのは、女性です。

女性とインキンタムシ

あなたは、お尻に虫に刺された絵ような赤い湿疹のようなプツプツができていませんか?

インキンタムシ

赤い部分と普通の部分の境界線がはっきりわかるようになり、皮膚が盛り上がっているようなら、股部白癬(インキンタムシ)かもしれません。ミミズ腫れや水泡が出来たり、皮膚がカサカサと剥がれ落ちることもあります。

女性がなぜインキンタムシに?

間違った肌のお手入れ

アナタは、肌がガサガサするのを嫌がってお風呂で皮膚をゴシゴシこすっていませんか?

こすり過ぎは、肌の角質層を傷つけ、白癬菌に感染しやすくなるのを助長してしまいます。

したがって、角質ケアの商品でこするといのは、わざわざ水虫に感染しやすくしているのと同じで最悪です。

現代のファッション事情

現在は、女性もスカートだけではなく、男性のようにジーンズを履き、

さらに、

「ストッキングにパンツ」 「レギンス」「締め付けの強い下着」

などの影響で、インキンタムシを発病する女性が増えています。

誤解されている方が多いですが、

「 不潔 = インキンタムシ 」ではありません。

だれでも発病する可能性はあるのです。

家族で感染してしまう

家族の中でも性行為でパパへも感染しますし、またその逆もあります。
なんといっても、子供、赤ちゃんへもうつってしまいます。

家族のだれかがタムシや水虫であれば、家中の床に白癬菌がバラまかれていますので、その上をハイハイする赤ちゃん、ゴロゴロ転がって遊ぶ乳幼児やこどもにも感染してしまうのです。

タムシがひどくなると?

発病すると、どんどん面積が広がっていきます。

もも、股間、お尻などは菌が深部ではなく「横方向」、つまり「面積のひろがり」へと進んでいき(角質層が薄いため)、最悪、お腹の方にまで拡がってきます。

色素沈着が黒ずみになって残ることもありますので、女性としては絶対に避けたいでしょう。

治療は、根気よく続ける必要があります。

通常、抗真菌薬の「ニゾラール」などをお風呂上りに1回塗っていきますが、治ったように見えても完治はしていませんので、保湿を心がけ、皮ふを正常な状態にしておきます。

デリケートゾーンのかゆみ

ただ「かゆい」というでけでは色々な病気が考えられ、ざっと上げただけでも

カンジダ性膣炎、カンジダ症
常在菌の「カンジダ真菌」が増えることによって発症

膣トリコモナス症
トリコモナス原虫が性交渉により感染、発症

接触性皮膚炎
いわゆる(かぶれ)。化学物質などにより赤く腫れたりブツブツや水泡ができ、痒みや痛みがある。

クラミジア感染症
性交渉で「クラミジア・トラコマチス」に感染、発症

淋菌感染症
性交渉で淋菌感染して発症

ヘルペス
単純ヘルペスウイルスの性交渉感染によって股部周りに水疱や潰瘍ができる

などさまざまです。

本当は皮膚科専門医の受診がいいのですが、「『恥ずかしい』『不安』などが気になって病院へ行けない」という方は、婦人科でもいいですから、早めの受診をオススメします。
ただ、やはり「患部」は見せないといけませんが・・・・

参考:http://www.mizumusi.org/tamusi/innkinntamusi/

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